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[東京 17日 ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)は17日、スマートフォン向けゲームを手掛けるフィンランドのスーパーセル売却をめぐる一連の報道を受け、「検討を行っているが、現時点で決定した事実はない」とのコメントを発表した。
事情に詳しい関係筋によると、ソフトバンクは中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)(0700.HK)にスーパーセルの過半数株式を売却する方向で詰めの交渉を進めている。
スーパーセルは人気ゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」で知られ、企業価値は90億ドルを超えるとみられる。
ソフトバンクは2013年にスーパーセル株式の51%を約15億ドルで取得。昨年追加取得し、現在の保有比率は73.2%にのぼる。
ソフトバンクをめぐっては、中国の電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング(BABA.N)株の売却で100億ドルの資金を調達するほか、ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765.T)株も約730億円で売却することを決めており、スーパーセルの売却が決まれば、資金調達額は2兆円に迫る可能性がある。
*内容を追加します。
(志田義寧 編集:山川薫)
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