Heard on the Street

米グーグルはこの1年、何とかウォール街の暗号を解いてきた。これは費用のかさむクラウドコンピューティング事業を大幅に拡大する上で助けになるはずだ。

米ヤフーの取締役会は委任状争奪戦を突き付けられ、ようやく焦りを感じているようだ。

米電気自動車メーカーのテスラ・モーターズが31日に発表予定の大衆市場向け新型車「モデル3」には、大きな期待が寄せられている。

米ホテルチェーン大手スターウッドに対する中国の安邦保険集団からの提案には、投資家にとって落とし穴が潜んでいる可能性がある。

拡張現実は、現実世界と実際そこにはないものを融合させる技術だ。ＩＴ業界の「次の大きな潮流」が何かを考えている投資家は、そこの皮肉に気づくべきだ。

ウォール街が米アマゾン・ドット・コムの業績予想で、同社のクラウド事業に対する評価を下げ始めている。

自国の株式に偏重した投資傾向はかつてのように一般的ではなくなっており、世界各国の市場が海外勢の台頭に直面している。

米企業の利益率は圧力にさらされており、この状況はしばらく続きそうだ。

決算発表の際に調整済み利益を開示する企業は、基本的な事業の概観を投資家によりよく示しているとの説明を好んで用いる。

物言う株主として知られる米ヘッジファンドのスターボード・バリューが、米インターネット大手ヤフーに対して最終手段をとり始めた。

中国の不動産株に投資する際に、出遅れ銘柄に手を出すのは得策ではないかもしれない。

カナダの製薬会社バリアントが他社を買収して事業を拡大していく「ロールアップ物語」は幕を閉じた。

ECBは社債購入を開始するという予想外の決定を行ったが、この決定が波紋を呼んでいる。社債価格は上昇し、新発債の発行が急増しているのだ。

2016年の経済的なサプライズは、インフレが大方のエコノミスト予想以上に加速していることかもしれない。

中国インターネットサービス大手の騰訊控股（テンセントホールディングス）の広告収入が急増している。

英予算責任局は昨年11月、楽観的な経済見通しを財務相に提出したが、それからたった4カ月後に成長見通しを大幅に引き下げた。

米FOMCの政策発表を受け、投資家はFRBが6月の利上げを検討対象から外したと思ったかもしれないが、かえって6月利上げの確率が上がった可能性もある。

クラウドベースのビジネスサービスの構築に向けて何十億ドルもの資金を投じてきたIT企業には、冷え込んだクラウドサービス市場にも「一条の光」が見える。