
カリフォルニアの破壊的山火事──最悪のタイミングで重なった乾燥と強風
8カ月間まとまった雨が降らず、異常な乾燥状態にあったカリフォルニアで、史上最悪レベルの山火事が発生した。地域コミュニティは猛威をふるう自然と、その背景にある気候変動という二重の脅威に直面している。
By Hannah Singleton
EDITOR'S LETTER
未来という名の建設現場──新年に寄せて編集長から読者の皆さんへ
「大阪・関西万博」の会場から考える、未来を一度かたちにしてみることの意義──新年に向けた特集「THE WIRED WORLD IN 2025」に寄せて、編集長・松島倫明からのエディターズレター。
By Michiaki Matsushima
電動キャンパー「Pebble Flow」が“静かな”グランピング革命をもたらす
キャンプの新時代を告げる電動トラベルトレーラー「Pebble Flow」の全容が、CESに合わせて明らかになった。2025年前半の出荷開始を発表した同社は、テスラのサイバートラックでの牽引にも対応すると自信を見せる。
By Boone Ashworth
ART
プラダ 青山店で開催中のユニークな展覧会がまもなく終了:WIRED WHITE LIST #004
イノベーションとアイデアのタネはどこにある? 『WIRED』日本版がキャッチした、ファイブ(またはシックス)センスを刺激するグッドニュース。リジー・フィッチとライアン・トレカーティンのアジア初個展は1月13日(月・祝)まで。急げ!
By Satoshi Taguchi
SZ MEMBERSHIP
チューリッヒの最注目スタートアップ10選[2025年版]
欧州で注目のスタートアップ100を選ぶ恒例企画。スイスにおける金融の中心地と聞くとフィンテックを思い浮かべるかもしれないが、チューリッヒのスタートアップは、医療ロボット、AIを応用した言語学習、そして未来のバッテリーにも力を入れている。
By Alex Christian
Trending Stories
Science
“氷の衛星”の内部海に潜り、生命を探すプロジェクト「SWIM」が進行中
木星の衛星「エウロパ」などの“氷の衛星”の厚い氷殻の下に存在する内部海を、ロボットを用いて探査するための研究開発が進められている。NASAが公開した研究開発の様子を撮影した動画などから、そのプロジェクトについて紹介しよう。
By Shigeyuki Hando
Business
急成長するインドがスマートフォンの未来の鍵になる
iPhoneの4分の1が、2025年末までに中国外で生産されるようになるという予測がある。数億人の潜在顧客を抱えるインド市場が、その主力候補として注目を集めている。インドにはサムスンや中国ブランドも巨額を投資しており、熾烈な競争が展開されている。
By Andrew Williams
Security
AI搭載ロボットを暴走させる「脱獄」攻撃の危険性
米国の研究グループが大規模言語モデル(LLM)を搭載した複数のロボットをハッキングし、危険な行為へと誘導する実験に成功した。研究者たちは、LLMとロボット技術の融合の先にある深刻な問題について指摘する。
By Will Knight
Most Recent
メタ、「MAGA」になる──ファクトチェック廃止で、ヘイトスピーチ増加に懸念
メタ・プラットフォームズCEOのマーク・ザッカーバーグは1月7日、「検閲」と批判されてきたコンテンツ管理の方針を大きく転換した。発表のなかでザッカーバーグは、かつて自分を批判した右派と同じような言葉づかいを取り入れていた。
By Steven Levy
CAR
なみちえのドライブ進化考 【VOL.07_GOLF 1.0 eTSI Active】
まさにいま、モビリティは進化中。アーティストのなみちえが、クルマと暮らしの新しい関係を、ドライブしながら考える連載。クルマは2024年に50周年を迎えたハッチバックのベストセラー。
By Satoshi Taguchi
INDIGENOUS GUARDIANSHIP
熱帯雨林を本来の守り手たちに返還する──特集「THE WORLD IN 2025」
アマゾン熱帯雨林から追い出された先住民族はついに故郷を取り戻す法的な力を得た。これは正義の回復にとどまらない。先住民たちの手に委ねることで、森林は生命力を取り戻すことができるだろう。
By NEMONTE NENQUIMO、MITCH ANDERSON
Humanitarian AI
人道支援団体がAIを有効活用するようになる──特集「THE WORLD IN 2025」
ついにAIが本当の意味で「人の役に立てる」チャンスが到来した。ただ、そのためには「最も必要とされている場所」でAIが使われるようにしなければならない。
By DAVID MILLIBAND
More From Wired
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雑誌『WIRED』日本版は、年4回刊行。最新号VOL.54は特集「The Regenerative City」。
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VOL.55 THE WORLD IN 2025
CHANGE THE NARRATIVE
いまこそ構造的差別に根ざしたナラティブを変えるときだ──特集「THE WORLD IN 2025」
社会の構造的な差別や偏見はあまりに蔓延し、残念ながら、社会の主流に属さないとみなされた周縁的存在の人々が常に抑圧されている。だが、みんなが支え合えば、こうした抑圧構造も打破できる。その第一歩は、偏見の存在を認めるところからだ。
By Jasmin Graham MS
Global Plastics Treaty
プラスチック汚染の解決へ、国際条約を締結できるか──特集「THE WORLD IN 2025」
国際プラスチック条約は、使い捨てプラスチックの生産に終止符を打つ、その始まりになる可能性を秘めている。ただし、この汚染物質をめぐる闘いに勝利できるかどうかは、依然として不透明だ。
By SUSAN SOLOMON
AI and geopolitics
「AIナショナリズム」の時代から、多国間協力の時代へ──特集「THE WORLD IN 2025」
AIを有用な技術というより覇権争いの戦場として捉えるAIナショナリズムを克服するためには、政治力と外交力を駆使して多国間の調整を図った冷戦の教訓に学び、国家がお互いに協力しなければならない。
By VERITY HARDING
わたしたちには、自然・都市との“社交”が足りていない──「THE REGENERATIVE CITY SUMMIT」レポート
「100年に一度」とも称される大規模再開発が進む東京で、「リジェネラティブ」をキーワードに都市の未来像を描き出す1dayカンファレンスが開催された。多分野のビジョナリーが語る、都市の次なる論点とはいかなるものか。
By Takuya Wada
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パリの最注目スタートアップ10選[2025年版]
欧州で注目のスタートアップ100を選ぶ恒例企画。いまや欧州AI産業の中心地となったフランスの首都にはMistralのような巨大企業のほかにも、EV充電インフラの構築を目指したり、ソーシャルメディアに革命を起こそうとするスタートアップがいる。
By Morgan Meaker
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ストックホルムの最注目スタートアップ10選[2025年版]
欧州で注目のスタートアップ100を選ぶ恒例企画。Skype、Spotify、Klarna、Minecraftを生んだスウェーデンの首都で、未来のスター企業たちは法人向けフィンテック、弁護士向け生成AI、全身医療スキャンなどの開発を進めている。
By João Medeiros
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ベルリンの最注目スタートアップ10選[2025年版]
欧州で注目のスタートアップ100を選ぶ恒例企画。全世界から人材を引き寄せるドイツの首都では、AI生成オーディオアプリ、バーチャルペット・アプリ、山火事の早期発見アプリなどをスタートアップが開発している。
By Morgan Meaker
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グレン・ワイルと共に『Plurality』と『なめ敵』の共鳴を解き明かす:なめらかな社会へ向かう6つの対話 #3
10年前に『なめらかな社会とその敵』を刊行し、ブロックチェーンやDAOの到来を予見した鈴木健。本連載は「なめらかな社会」の実現に向け、6人の賢者と対話を重ねるものだ。第3回のゲストは、経済学者のグレン・ワイル。
By Shunta Ishigami
CES
スマートグラスからピザ用オーブンまで。CESで見つけた実用的な新製品10選
世界最大級の家電見本市「CES」がラスベガスで開催中だ。ここでは、CESでわたしたちの目に留まった先進的で便利な最新製品をいくつか紹介する。
By Gear Team
ソニーは空間コンピューティング時代の“上流”を狙い撃つ
ソニーがラスベガスで開催中の「CES 2025」でプレスカンファレンスを開き、空間コンテンツの制作を支援するソリューションやデバイスの新ブランド「XYN(ジン)」を発表した。こうした“上流”を狙い撃つ戦略によってソニーは、空間コンピューティング時代のエンタテインメントに欠かせない企業になるかもしれない。
By Daisuke Takimoto
NVIDIAが3,000ドルの個人向けAIスーパーコンピューター発表。データセンターが“不要”に?
NVIDIAのジェンスン・フアンが、世界最大級の家電見本市「CES」の基調講演で、今年5月に個人向けの超小型スーパーコンピューター「Project DIGITS」を提供することを発表した。
By Will Knight
NVIDIA、AI基盤モデル「Cosmos」で人型ロボットの新時代を切り拓く
NVIDIAはCESの基調講演で、フィジカルAI開発のための世界基盤モデル「NVIDIA Cosmos」を発表した。創業者でCEOのジェンスン・フアンは、Cosmosが、「人間の歩行、手の動き、物の操作」を記録した2,000万時間分の映像データで学習したと語った。
By Will Knight
シンギュラリティはより近く、世界はより複雑に……『シンギュラリティはより近く』池田純一ブックレビュー
本書『シンギュラリティはより近く』は、前作『ポスト・ヒューマン誕生』の落穂拾いに過ぎないのではないか……。そんな見立てを池田純一は提示する。しかしそれは、「著者」であるレイ・カーツワイルの問題というより、むしろ「世界」がそれだけ激変したと解釈すべきではないかと池田は問いかける。いったい、世界の「なに」が激変したのだろうか。
By Junichi Ikeda @ Fermat
FacebookとInstagramで、自動車部品を装った銃のサイレンサー広告が横行している
複数のFacebookページからなるネットワークが、銃のサイレンサーとして使用可能な「燃料フィルター」の広告を掲載していた。米国では、こうした改造は連邦法により厳しく規制されており、軍関係者も懸念を示している。
By Dhruv Mehrotra
メタのファクトチェック・パートナーら、突然の打ち切りは「寝耳に水」
メタと提携していたファクトチェッカーらは、突然発表されたプログラム廃止について一切知らされていなかったと主張している。各団体とも、提携終了による経済的な悪影響を懸念している。
By David Gilbert
メタがポリシー変更、同性愛者とトランスジェンダーへの「精神疾患」発言を許容へ
Instagram、Threads、Facebookを擁するメタ・プラットフォームズは1月7日、コンテンツモデレーション・ポリシーに複数の変更を加えた。なかでも、移民とジェンダーに関する議論をカバーする「ヘイト行為」ポリシーへの変更は衝撃的だ。
By Kate Knibbs
メタがファクトチェックを廃止へ──トランプ政権復活前の大転換
トランプ次期政権への明らかな歩み寄りとして、メタは大規模なコンテンツモデレーション改革を発表した。第三者によるファクトチェックプログラムを廃止し、現在Xが実施している「コミュニティノート」のようなシステムを導入するという。
By David Gilbert
イーロン・マスクがNASAのアルテミス計画を批判し、「わたしたちは火星へ直接向かう」と言った真意
NASAはアルテミス計画を通じて人類を再び月に送り、火星探査の拠点を築こうとしている。一方、スペースXを通じて協力しているイーロン・マスクは、NASAを批判した。次期トランプ政権と深い関わりを持つマスクの発言は、宇宙探査の戦略に影響を及ぼす可能性がある。
By Eric Berger
CESで見つけたおもしろガジェット10選
世界最大級の家電見本市「CES」が、米国時間の1月7日からラスベガスで開催される。これに先駆けて開かれた記者向けに新製品を紹介するプレスイベントで見かけた奇妙で面白いガジェットの数々を紹介する。
By Gear Team
「デザイナーベビー」が10代に。自らの出生に悩み、カウンセリングを受ける人もいる
体外受精の過程で性別を選択したり、望む特性をもつ胚を選択したりすることで“デザイン”された子どもたち。しかし成長後、親の期待に応えられなかったり、自分が一種の「実験」であると苦悩したりする子どもが増え、カウンセリングを必要とするケースも出てきていると心理学者は指摘する。
By Emi Nietfeld
Game Safety
ゲーム業界はプレイヤーに安全性向上を約束する──特集「THE WORLD IN 2025」
オンラインゲーム空間でのハラスメントやヘイトスピーチの問題が、ようやく真剣に受け止められ始めた。デジタル上での安全性が優先される新たな時代が、ついにやってくるだろう。
By Rachel Kowert
トヨタが「CES 2025」で示した“モビリティ企業”になるという覚悟
トヨタ自動車が実証都市「ウーブン・シティ」を2025年秋にも始動させることを1月6日(米国時間)に発表した。「CES 2025」のプレスカンファレンスで会長の豊田章男が打ち出した方針は、あらゆるモビリティにまつわる企業に変革していくというトヨタのメッセージであり、その社会的な重責を担うという覚悟でもある。
By Daisuke Takimoto
PROSOCIAL MEDIA
プロソーシャルメディアという“新しい波”がやって来る:オードリー・タン──特集「THE WORLD IN 2025」
エンゲージメントの最大化を目的とする既存のソーシャルメディアが対立や分断を生むなかで、相互理解を促す「プロソーシャルメディア」の波が訪れる。より共感的で包括的なソーシャルネットワークの基盤づくりが始まるのだ。
By Audrey Tang
「KK線再生プロジェクト」はいかにハイラインを更新し、共創的公共を実装するか
高速道路を歩行者空間へつくり変えるという未曾有の試み「KK線再生プロジェクト」。そこに宿るのは、20世紀型の都市インフラを未来へと再生するための、新しい共創プラットフォームの枠組みと、次世代へ残す公共空間の在り方を提示する意欲的なビジョンだ。
By Takuya Wada
目に見えないほど微細で形状が変わる! DNAオリガミによるナノマシンの実現可能性が見えてきた
DNAオリガミと呼ばれる技術を用いて自由に形状を変えられる3次元のナノ構造体を、オーストラリアの研究チームが開発した。医療や材料工学に革新をもたらし、複雑な環境下で動作するナノマシンの実現につながる可能性が改めて示されたことになる。
By Ritsuko Kawai
AIハードウェアは“差別化か淘汰”の時代を迎えた
1月7日から10日(米国時間)まで、ラスベガスで世界最大級の家電見本市「CES」が開催される。ここでは、多くの企業がAI搭載製品を披露する予定だが、AIが当たり前となったいま、ユーザーの生活を本質的によくする実用性が競争の鍵となるだろう。
By Boone Ashworth
population implosion
人口崩壊を食い止めたい国家が女性の権利をないがしろにする──特集「THE WORLD IN 2025」
人口減少が進むにつれて、国家は出生率に注目するようになってきている。女性の権利は、LGBTQの権利とともに、攻撃に晒されるようになるだろう。
By Angela Saini
BIG TECH’S END
ビッグテックの終焉:メレディス・ウィテカー ──特集「THE WORLD IN 2025」
政治家からべンチャーキャピタルまで、あらゆる人々が金儲け第一主義のビッグテックに愛想を尽かしつつある。こうしたなか、大企業に代わるオープンで信頼できる仕組みをつくり上げる好機が訪れつつある。
By Meredith Whittaker
大切な家族や子どもを守るために「秘密のパスワード」をつくるべき理由
AIによる声の複製やディープフェイクが詐欺行為を加速させている。自分と家族を守るために、リアルタイムで身元を確認する「秘密の合言葉」を作成することが有効だ。
By Matt Burgess
髪の毛の直径より小さな“顕微鏡ロボ”が、ミクロの世界を映し出す
人間の髪の毛の直径よりもはるかに小さいロボットを、米国の研究チームが開発した。磁場を制御することで複雑な環境を自律的に移動でき、可視光の周波数に干渉することで高精度の顕微鏡としても機能するという。
By Ritsuko Kawai
SZ MEMBERSHIP
ロンドンの最注目スタートアップ10選[2025年版]
欧州で注目のスタートアップ100を選ぶ恒例企画。英国の首都で最も刺激的なスタートアップは、バイオテクノロジーと人工知能分野におけるこの国の強みを体現している。
By Saul Klein
AI'S ENVIRONMENTAL TOLL
AIの環境負荷が気候変動対策の足かせとなる──特集「THE WORLD IN 2025」
データセンターはすでに世界の電力の2%を消費し、冷却には大量の淡水を必要とする。生成AIの貪欲な資源消費は、現実の環境に多大なコストをもたらしているのだ。
By Sasha Luccioni
MICROBIOME
マイクロバイオームと健康の広範な関係が明らかになる──特集「THE WORLD IN 2025」
腸内の微生物バランスの研究が進み、若年者の学習障害や慢性疾患、さらにはがんの発生にも腸内の微生物叢が関係している可能性が示唆されている。わたしたちは病気の根本的な理由として、マイクロバイオームにますます目を向けるようになるだろう。
By Marty Makary
