watchOS 5に向けた準備
タイムリーな情報が得られるだけでなく、ユーザーがどこからでもすばやく簡単にアクションを起こせるwatchOS向けアプリケーションを制作しましょう。watchOS 5とApple Watch Series 4では、強化されたコンプリケーション、インタラクティブな通知、Siriの文字盤へのアクセス、オーディオコントロールなどで、さらに素晴らしいユーザーエクスペリエンスを提供することができるようになりました。
Apple Watch Series 4
大きくなったApple Watch Series 4のディスプレイを活用し、より多くの情報や詳細を一度に表示できるようになりました。新しいインフォグラフとインフォグラフモジュラーの文字盤における強化されたコンプリケーションにより、鮮明且つフルカラーの強化されたコンプリケーションを創造することができます。
インタラクティブな通知
コントロールをカスタマイズして、アプリケーションの通知をよりインタラクティブなものにすることで、ユーザーがアプリケーションを開くことなく、通知から直接アクションを起こせるようなります。ユーザーは、搭乗予定のフライトのチェックインや搭乗券の追加、レストランの予約時間や人数の変更などを、通知から直接行うことができます。
Siriの文字盤へのアクセス
Siriは、機械学習と関連性アルゴリズムを活用し、アプリケーションのユーザーと関連付けられた入力、過去の行動、日課などを理解し、必要なタイミングでコンテンツを表示したり、Siriのショートカットを提案します。ただ手首を上げてSiriの文字盤をタップしたり、カスタマイズしたコマンドをSiriに向けて話しかけたりするだけで、ユーザーが必要とするアクションを実行できます。
新しいオーディオバックグラウンドモード
オーディオアプリケーションがバックグラウンドで実行できるようになりました。ユーザーは、ローカルに同期したプレイリストやPodcastを外出先で再生することができ、プレイリストやエピソードのApple Watchへのダウンロード、iPhoneからApple Watchへのファイルの転送、Apple Watchを使った再生コントロール、再生するBluetoothオーディオデバイスの選択などを行うことができます。
強化されたワークアウトセッションAPI
新しいワークアウトAPIによって、ワークアウトアプリケーションの開発はさらにシンプルになります。データの正確性が高まり、より堅牢なアプリケーションパフォーマンスが実現されます。
パーキンソン病の研究
今後リリースが予定されている新しいAPIでは、加速度センサーやジャイロスコープのデータに基づいたカスタムアルゴリズムをデベロッパや研究者が利用できるようになります。それにより、パーキンソン病の治療後の震えや運動障害の症状を、医師や患者自身がより深く理解できるツールを作成できるようになります。